汚濁防止膜の敷設による汚濁の拡散防止効果は、大別すると以下のようになります。
汚濁発生源を囲い込むように汚濁防止膜を設置することにより、汚濁粒子の滞留時間が長くなり、沈降が促進されます。
汚濁防止膜に達するまで沈降しなかった汚濁粒子は、汚濁防止膜の側近で一時的に貯留されることにより沈降が促進されます。特に自立型汚濁防止膜で効果があります。
埋立地内などにおいてポンプ浚渫船の排送泥口から帯状に流れる傾向がある。汚濁防止膜を敷設することにより、幅広く一様な流速になり、流速が低減し、汚濁粒子が沈降しやすくなります。
整流効果と同様に汚濁防止膜を設置する事により、余水吐に到着するまでの汚濁粒子の停滞時間が長くなり、沈降が促進されます。